タイプビートの購入手続きはとても簡単です。初めてBeatStarsを利用される方も、英語が苦手な方も、このページを参考に、安心してお買い求めください。
1. BeatStarsに登録
世界最大手のビート販売サイト、BeatStarsに登録すれば、音楽ストリーミングサービスと同じ感覚で100万曲以上のビートを試聴・購入でき、SNSのように好きなプロデューサーと交流ができます。
以下の動画と記事を参考にBeatStarsの無料アカウントを開設してみましょう。
2. ビートを探す
BeatStarsでは以下の5つのページからビートを探すことができます:
- Feed:フォローしているプロデューサーのビートや投稿がタイムライン上に表示
- Discover:オススメのビートやトレンドのビートが登録情報に基づき表示
- Top Charts:人気のビートがランキング形式で表示
- Free Beats:無料でダウンロードできるビートが表示
- Public Playlists:テーマに沿ってキュレーションされたプレイリストが表示

検索バーとフィルターを駆使すれば、ジャンル、BPM、ムードなどを絞って、YouTubeでは見つけることのできなかったビートに出会えます。

検索キーワードの例:
- ラッパー名:Drake, Travis Scott, Juice WRLD など
- 曲名:Going Bad, SICKO MODE, Lucid Dreams など
- プロデューサー名:Metro Boomin, Tay Keith, Mike Will Made-It など
- ジャンル: Hip Hop, Trap, Emo Rap, Boom Bap など
- ムード:Dark, Happy, Sad, Chill など
- 年代:2019, 1988, 90’s など
- 楽器:Piano, Guitar, 808 など
3. ビートを試聴する
全てのビートは無料で試聴することができます。

試聴用音源にはプロデューサータグと呼ばれる、ビートの制作者が判別できるトレードマーク的な音声が埋め込まれています。ビートを正規購入すればタグのない音源データを手に入れることができます。
気に入ったビートはLike、リポスト、コメントをしたりプレイリストに追加することが可能です。

4. フリービートをダウンロードする
一部のビートは非営利目的のみでの使用が許されたタグ付きMP3を、メールアドレスと名前を登録することで無料ダウンロードできます。
ビートの購入を迷っている場合は、まずフリービートをダウンロードしてリリックを書いてみたり、デモを録音してみましょう。
ビートを商業的に使用する場合は必ず正規購入をする必要があります。
参照:BeatStars FAQs | What can I do with a Free download?
5. ビートを購入する
購入したいビートが決まったら、カートに追加します。

様々な価格のライセンスオプションが用意されているので目的にあったライセンスを選択します。

ライセンスの違い
ライセンスと料金の一例:
- Non-Exclusive MP3 License ($24.99): MP3+使用制限あり
- Non-Exclusive WAV License ($34.99): MP3+WAV+使用制限あり
- Non-Exclusive Stems License ($69.99): MP3+WAV+Stems+使用制限あり
- Unlimited License ($199.99): MP3+WAV+Stems+使用制限なし
- Exclusive License (最高付け値): 独占使用

各ライセンスの内容や価格は販売者により異なりますので購入前に必ず内容を確認しましょう。不明な点があれば、販売者に問い合わせることをおすすめします。購入の意思を示せば、ほとんどのプロデューサーは返事をくれるはずです。
音源データの違い
購入するライセンスに必要な形式の音源データが含まれているか確認しましょう。
- MP3:低音質
- WAV:高音質
- Track Stems:各パートのマルチトラック音声
楽曲としてリリースする場合は最低限CD以上の音質のWAVファイルを使って制作を行うべきですので、WAVファイルが含まれたライセンスの購入をお勧めします。
Track Stems付きのライセンスを購入すると、ビートの各パートの個別音声ファイルを入手でき、編集、アレンジやミックスをやり直すことができます。

各ライセンスと使用用途のまとめ
- Non-Exclusive MP3 License: デモ作り
- Non-Exclusive WAV License: 現状のアレンジとサウンドのままビートを使用したい場合
- Non-Exclusive Stems License: アレンジやミックスを調整してビートを使用したい場合
- Non-Exclusive Unlimited License: 使用制限を気にせずにビートを使用したい場合
- Exclusive License: 今後独占的ににビートを使用したい場合
6. 支払い
購入したいビートをカートに入れたらたらチェクアウトに進み、支払いを完了します。

販売者によってはまとめてビートを購入すると割引になるBulk Dealが適応される場合があります。

カートの中身を確認し支払い方法を選択します。支払い方法はクレジットカードかPayPalから選択できます。
クレジットカードをお持ちでない方はバンドルカードという誰でも作れるVisaプリペイドカードがおすすめです。

請求先の氏名、メールアドレス、電話番号と住所を記入の上で、クレジットカード情報を入力し、支払いを確定します。

購入完了
7. 購入したビートのダウンロード
支払いが完了するとレシートが発行され、音源と契約書がダウンロードできます。

メールでもダウンロードリンクの記載されたレシートが送られます。

8. Exclusive(独占使用権)を購入する場合
ビートの独占使用権を購入する場合はライセンス選択画面で「Make offer」を選び、印税の割合、交渉期日、交渉価格を記入し販売者に直接交渉を申し出ます。設定した交渉期日以内にプロデューサーから交渉の可否の返事が届きます。
Exclusiveライセンス購入時の注意事項
Exclusiveライセンスを購入しても、それ以前に他のラッパーが同じビートのNon-Exclusive Licenseを購入していた場合、その過去の購入者の非独占使用権は存続するため、ビートが被る可能性があります。
もしExclusive Licenseの購入の際にビート被りが心配な場合は、販売者にそのビートがすでに購入、使用されているか問い合わせることをおすすめします。
また、人気のビートは継続的に利益をもたらしてくれるため、売れているビートの独占使用権は売りたがらなかったり、誰も買い手の付いていないビートなら安く独占使用権を売ってくれる場合があるので、まずはBeatStarsのメッセージ機能を使ってコンタクトを取ってみることをお勧めします。

問い合わせの際に、不明な用語に出くわした場合は是非「Type Beat(タイプビート)関連用語集」のページをご覧ください。
おわりに
今後、本サイトではタイプビートに興味のあるラッパーやプロデューサーの方々のお役に立てるようなコンテンツのリリースを予定しています。
また、新しいビートは週3回定期的にリリースされますのでぜひYouTubeのチャンネル登録とBeatStarsのフォローをお願いします。
この記事をきっかけに、ラップを始めてみようと思う方が少しでも増えればとても嬉しいです。
MCKNSY
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- Beat Store: https://www.beatstars.com/mcknsy/tracks
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- BeatStarsの登録方法:https://mcknsy.wordpress.com/2019/09/16/how-to-sign-up-for-beatstars/
- Type Beat(タイプビート)を使用した楽曲をリリースする際の注意点:https://magazine.tunecore.co.jp/skills/125861/
- Type Beat(タイプビート)とは?:https://mcknsy.wordpress.com/2019/01/29/type-beat-explained-in-japanese/
- Type Beat(タイプビート)関連用語集:https://mcknsy.wordpress.com/glossary/
はじめまして。質問なのですが、今どのプランで購入をするべきか迷っています。ストリーミング再生の回数というのは、万が一その再生回数を超えたりした場合はどうなるのでしょうか。
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タイプビートを使用した楽曲の再生回数が購入したライセンスの使用制限を超えてしまった場合は、再度同じビートを購入しライセンスを買い足すか、使用制限のないUnlimitedまたはExclusiveライセンスにアップグレードする必要があります。こちらのページも合わせてご確認ください。
https://mcknsy.wordpress.com/support/limitedlicense/
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1番安いmp3で作った曲でもiTunesなどで曲を販売することは可能ですか?
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ライセンス上は問題ありませんが、音質面でmp3の音源をリリースすることはお勧めしません。
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